ベルズレーシングベルズレーシングは、三重県鈴鹿市に拠点を置く、モトクロスチーム。

2020.08.31

全日本モトクロス 第1戦 スポーツランドSUGO!山本 鯨 ダブルウィンで総合優勝を果たす。【決勝レポート】

8月30日、2020シーズン全日本モトクロス選手権の開幕戦が開催され、IA-1クラスにてHonda Dream Racing Bells 山本 #400がヒート1・2ともにダブルウィンを飾り総合優勝。Bells Racing 小島 #44が総合7位。IA-2クラスでは大城 #36が総合5位でレースを締めくくった。

決勝レースは、両クラスとも30分+1周の2ヒート制で行われる。コンディションは、前日の予選日より気温は下がり、モトクロス日和と思わせるがにわか雨などにも見舞われ、コース上には難しいポイントが点在しており、勝負を分けるポイントとなった。

IA-1 決勝レース

ヒート1

前クラスの終盤ににわか雨に見舞われセミウエットの難しいコンディションでヒート1のスタートを迎える。

山本はトップでオープニングラップを通過し、安定した走りで後方との差を広げ、20分を通過するあたりでは7秒以上の差とレースを掌握。そのまま2分2秒台でラップを重ねヒート1優勝を飾る。
小島は絶妙なスタート位置から3番手でオープニングラップを通過。レーステンポが早いなか上位争いを繰り広げる展開も、最終ラップに接触し9番手でフィニッシュ。

ヒート2

イン側からのスタートを選んだ山本がホールショットでレースを先行する。その後1分58秒の2分を切るラップタイムでトップ争いを繰り広げるもしっかりとレースを組み立てヒート2もトップでチェッカー。
中央付近からスタートを選択した小島は、8番手でオープニングラップを通過。5周目に6番手まで順位を上げ上位を追い上げる。その後も安定した走りを続け7位でフィニッシュ。

山本選手コメント

無事に全日本開幕を迎え、両レース優勝、総合優勝を獲得できました。

良かった部分、悪かった部分見つかってますので、更なる改善と成長に全力を注いでいきます。チーム体制も変わり去年から今年の変化は大きく、レースをするまでとても不安でしたが、土曜日のフリープラクティスを走った時のマシンの状況や身体のフィーリング、チームの雰囲気どれをとっても高いレベルで、Honda Dream Racing Bells スポンサーをはじめとする、HRCや小島監督、スタッフ、その他サポートしてくれた方々と冬から必死に作り上げてきたものの大きさを感じて、安心してレースに臨めました。最後に世界的に厳しい状況の中、多くのレース関係者やモトクロスファンの皆様のおかげで開幕戦を迎えられた事を嬉しく思います。応援してくれた沢山の方々、ありがとうございました。

小島選手コメント

ヒート1・9位、ヒート2・7位、総合7位でした。自身としてのコンディションも非常に良かったので、次戦以降もこの調子を保ち臨んでいきたいと思います。チーム全体としてとても良い形で開幕戦を締めくくれて安心しました。山本と大城が次戦以降も良い結果を出せるように監督としてもしっかり体制を作ります。Hondaをはじめとするスポンサー、ファンのみなさま、ご声援ありがとうございました。

IA-2 決勝レース

ヒート1

アウトコース側からスタートを選択するも、オープニングラップで集団にのまれてしまい、9番手で通過。追い上げるレースの展開となる。3周目に7番手、20分近くの8周目には5番手まで追い上げるが、終盤の雨に翻弄され7位フィニッシュ。

ヒート2

オープニングラップは、6番手で通過し、中段グループを形成するも10分経過する頃からペースを上げ5番手で抜け出す。その後安定したラップを刻み最終盤に3番手まで浮上しチェッカー。

大城選手コメント

ヒート1・7位、ヒート2・3位、総合5位で決勝レースを終えました。予選レースの良い調子のまま決勝に臨めました。ヒート2で、表彰台を獲得できましたが、課題も多く見つけましたので、次戦に向け調整に励みたいと思います。Hondaをはじめとするスポンサー、ファンのみなさま、ご声援ありがとうございました。