2020.11.30
11月29日、全日本モトクロス選手権 第6戦の決勝レース日を迎えました。
2020年シーズンを締めくくる最終戦は、冷たい風が吹く晴れ、コースはドライと勝負には良いコンディション。そして今大会は、IA-1、IA-2ともに30分+1周の2ヒート制。
決勝レースIA-1クラス、Honda Dream Racing Bells 山本(#400)が、ヒート1-6位、ヒート2-1位で総合2位。チャンピオンシップでもIA-1クラス連覇を決めた。Bells Racing 小島(#44)は、ヒート1-8位、ヒート2-6位で総合7位。
IA-2クラス、大城(#36)はヒート1-2位、ヒート2-3位で総合3位と最終戦を締めくくった。
2020年、全6戦の予定で延期や中止で実質4戦と短縮されたシーズンとなりましたが、無事最終戦を終える事ができました。開幕から最終戦まで熱いご声援をありがとうございました。
今季5勝を挙げ連覇が掛かる山本のヒート1は、イン寄りからのスタート。1コーナーのインを攻めトップで通過。オープニングラップをトップで返ってくるもサイド・バイ・サイドの混戦。その中で思うようにペースを上げられず、レース中盤は5番手。年間チャンピオンに向けてしっかりとポイントを取りに行く走りに切り替え、堅実に走り6位でのチェッカーを受け、連覇を決めた。
レーン中央からスタートの小島は、オープニングラップを6番手で通過。2周目、1分36秒台と少し遅れをとり、9番手へと後退してしまう。その後、コンスタントにラップタイムを刻み、終盤の17周目に8番手へ順位を上げヒート1をフィニッシュした。
ヒート1にチャンピオンを決め、有終の美を飾りたい山本は、イン側2台目からスタート、1コーナーをトップで飛び込み、続く2コーナーでトップに立つとそのままオープニングラップを通過。1分30秒から31秒台でコンスタントにラップタイムをまとめ終盤までレースをコントロール。終盤には30秒台を連発し、貫禄の走りでトップチェッカー、今季6勝目で有終の美を飾った。
小島は山本の隣からスタートを選択。1コーナーではしっかりとポジションをキープし、続く2コーナーで抜け出すことに成功、山本とワン・ツー体制を築く。そしてレース序盤を2番手以降を率いて1分31秒後半でラップしていく。中盤に差し掛かり、ラップタイムが徐々に32秒から33秒台へとなり、順位も下げるが粘り強い走りでレースを展開し、結果6位でチェッカーを受けた。
スタート直後レッドフラッグがあり仕切り直しとなったヒート1。大城は、中央ややイン寄りからのスタート。オープニングラップを6番手でコントロールラインを通過する。周回を重ねるごとに上位との差を詰め、レース中盤に差し掛かる7周目に2番手までポジションを上げる。そして終盤、追い上げてライダーと3番手争い発展し、一時順位を下げるが落ち着いたレース運びで2番手へ順位を戻し、フィニッシュとなった。
オープニングラップを6番手でコントロールラインを通過する。その後順位を入れ替えながらも1分32秒から33秒のラップタイムで周回を重ね6番手をキープする。そのまま安定したラップタイム上位を追い上げ、中盤の12周目に5番手、14周目に4番手。終盤にはラップタイムを31秒台に入れ、さらに順位を上げ3位フィニッシュ。